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ハムスターのかかりやすい口腔の病気

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げっ歯類であるハムスターは一生歯が伸び続けて行く動物で、それによってハムスターならではの病気を発症したりします。

あまり見る事のない歯や口内の病気も毎日のハムスターの様子でそれを知ることができます。

まずげっ歯類の代表的な病気と言えば「不正咬合」と言われる病気です。

こうやって聞くとなんだか難しい病気の様に思えてしまいますが、わかりやすく言うならば歯が曲がってしまったり、どちらか片方だけが伸びてしまったり、もしくはどれか一本だけが欠けたりしてしまうと噛み合わせが悪くなってしまいます。

人間であればそんなに大した事のないように思えてしまう病気ですが、歯を資本とする動物であるハムスターがこの病気にかかってしまうと、食事を思ったようにする事が出来ずに餓死してしまうケースも多くあるので侮ってはいけません。

原因としてはケージの金網を噛んだり、散歩中に壁などの固い物に噛みついて曲げてしまったりなど様々ですが、ハムスターの成長で歯が削れる前に伸び続けてしまう、と言うこともあり得ます。

大抵はケージの中に齧り木や固いタイプのフードを与えておけばおる程度の伸びすぎ防止になりますが、それでも追い付かない場合は病院で削ってもらいましょう。

なお、飼い主が自分で歯を削るという行為は絶対にしてはいけません。

ハムスターの口内の病気でもう一つ知っておいてもらいたいのが、ほお袋が収納しきれずに口から出てしまう症状です。

これはゴールデンハムスターに多く見られる症状ですが、始めて目にする人は本当に驚いてしまいます。

ほお袋が口の外へと出てしまった場合は湿らした麺棒で押し込む事も可能ですが、初心者の方は無暗に押し込もうとするとハムスターを傷付けてしまう恐れがあるので、湿らせたガーゼで抑えて病院へ連れて行きましょう。

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ハムスターのかかりやすい胸の病気

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ハムスターの病気には人間の病気と同じような病名や症状があります。

最もポピュラーなものは風邪で、ハムスターの風邪も人間と同じく体温が高くなり、下痢をして鼻水も出るようになります。

室温が低過ぎたり、適正な床材を使用していなかったりするとその症状があらわれたりしますが、中にはウイルスがハムスターの体内に入り込んで発症する例もあります。

風邪が悪化してしまうとこれも人間と同じく肺炎になってしまい、呼吸が整わなくなったりするなど目に見えて不調になります。

しかし、ハムスターの場合は風邪をひかずにいきなり肺炎の症状が出たりします。

そんな場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。

肺炎になってしまう原因としては、風邪と同じく、気温の著しい低下や湿度の多い場所で発生したカビや細菌によって肺炎になってしまいます。

また、年齢を重ねたハムスターには心不全の危険性もあります。

心不全は発症しても人間の目からはかなり分かりにくく、気付けば既に末期症状になっているという状態になっている事が多いようです。

前兆として呼吸が上手くできていなかったり、食欲不振、運動量の低下などが見られケージの中でも一日中動く事をしなくなったり、エサや好物を置いても食べなかったりなどというものがあります。

これらの症状は一見すると老化現象にも見えてしまい、心不全かどうかはとてもわかりにくいのですが、病気の前兆かもしれませんので注意して見るようにしましょう。

人間が発症したとしてもとても身体に負担をかけて時には命の危険性が見えてしまう病気ばかりで、それをハムスターが発症してしまうとより確実に命を落とすという事を肝に銘じておきましょう。

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