毛繕いをほぼ起きている間は必ず行うハムスターには様々な皮膚の病気が発症します。
動物の皮膚病には毛の中に隠れて気付かないうちにかなり悪化してしまい、ある日真っ赤にただれていたりなんて事も多々あります。
そんなことにならない様に毎日の観察を欠かさない様にして下さい。
皮膚病の場合はまずハムスターは痒がってずっと同じ場所ばかりを掻き毟る様になるのでその場合は注意が必要です。
皮膚病に良く見られるものは、「ニキビダニ」と呼ばれるダニが皮膚に寄生して炎症を起こすというものです。
また、ニキビダニは大変強い痒みを併発しますのでハムスターもしきりに掻いてしまい毛が抜けて禿げてしまったりフケが発生したりしますし、酷くなると、内臓器官にも疾患を起こしたりしてしまいますので注意しましょう。
次に多いのはアレルギー性の皮膚炎です。
床材にアレルギーを持っているハムスターは多く、このアレルギーを発症してしまうと床材を全て変更しなければなりません。
また、床材が原因ではなく食べ物にアレルギーを発症するケースもありますので、この症状が起きた時は普段食べさせているエサとともにケージごと病院へ連れて行きましょう。
予防としてはケージ内を清潔にしておくことが大切で、ケージ内を清潔にしていないと細菌性の皮膚炎を起こしやすくなります。
細菌性のものは所々に発疹が表れますが、他の病気も起こしてしまう危険性や、掻き毟った時にできた傷から細菌が侵入して化膿してしまう危険もあります。
細菌性の炎症は大型のハムスターよりもドワーフハムスターに良く見られる症状ですので、しっかりとケージは掃除してあげましょう。