ハムスターは一年もすれば十分年齢を重ねた事になり、身体もあまり丈夫なままではありません。
人間と違い、たった一年でもハムスターにとってはとても長い時間を過ごした事になるのです。
その為、どんなにしっかりと気を遣ってお世話をしても、ハムスターの平均寿命は2年程度だと言われています。
思っていたよりも早くお別れは来てしまうかもしれませんが、最期まできっちりとお世話をしてあげましょう。
ハムスターは高齢になると顕著にその風貌が変化します。
一番大きな変化と言えば身体全体が骨ばってしまう所ではないでしょうか。
手の上に乗せてもごつごつと骨が当たって、普段ケージの中を歩いている姿もどこかよたよたとして歩きづらそうで、たまに足がもつれてこけるようになってしまいます。
その様になると、ハムスターの住むケージをバリアフリー化して、過ごしやすく怪我をしない様に工夫してあげる必要があります。
まず、金網のケージの場合は水槽タイプに変えてあげましょう。
また、回し車も危険なので外して構いません。
そして出来るだけケージの中に段差を作らない様にします。
大きなケージになると階段が付いて二階ロフトの様な間取りになっているタイプもありますが、今まであったものが変わらず存在するとハムスターも変わらず登ったりしてしまいまい、身体は追い付かずに足を踏み外してしまって落下してしまうなど、思わぬ事故の原因になってしまいますので取り外すようにしましょう。
また、エサ箱、トイレもあまり深さの無いものに変えて落ち込みの原因を無くしましょう。
バリアフリーが完成すれば毎日与えるエサも柔らかいものやあまり水分を含み過ぎて居ないものへと変えて、体調を崩さない様に調整してください。