ペットショップでハムスターを飼育する際は、どの飼育書にも「健康であるものを選びましょう」と書かれています。

また、このサイトのハムスターの選び方の項目でも同じように書きました。

しかし、飼い主が自分で生体を選べない場合や、ケースの外でのみしかハムスターを見られない場合などでは必ずしも健康体のハムスターを飼育できるとは限りません。

そこで、これから私がペットショップで購入したハムスターの話をしたいと思います。

まず、ホームセンターで購入したジャンガリアンサファイアのハムスターは、見た目はとても元気そうだったのですが、家に帰ってケージに移していると、お腹に小さな腫瘍が出来ている事がわかりました。

触ったときに違和感があるくらいでしたが、普通ではないのは確かです。

こんな場合は店に返品として取り扱わせる事も可能ですが、やはり生き物はその時に出会った縁を大切にしたいと思っているので、私はこういう時にはいつも、返す事はせずに治療しようと考えています。（もし返したとしてもたいていのペットショップではハムスターの治療にお金をかける事はしないと思います。）

まずは家に慣れさせ様子を見ると、一週間もすればやや大きくなっているようでしたので、病院へ連れて行きました。

すると、その腫瘍は膿が溜まってできたもので、獣医によればどこかにぶつけた可能性が高いと言われました。病院では膿を抜いて薬を貰い一カ月後に様子を見せるという形になりました。

その後腫瘍が再発するという事はありませんでしたし、そのハムスターは３年もの間を生きてくれました。

少しくらいの不調であれば人間がどうにかしてあげられるものですので、不健康だからと言って捨てたり邪見に扱ったりはしないであげてください。