ハムスターの床材にはあまり話を聞きませんが、私の飼育していたキンクマハムスターの中には牧草を好むハムスターがいました。

いままでたくさんのハムスターを飼育してきましたが、このハムスターほど牧草を好んだものも居ませんでした。

種類はキンクマハムスターで少しだけ毛足の長い種類で、冬場になればとても寒がりになって床材の中から出てくる事のないハムスターでした。

ある時に友人の飼育しているモルモットを何日か預かった後に、友人が床材である牧草を忘れて帰り、連絡をしてみるとそのまま貰えるという事でしたので、何匹かのハムスターのケージに入れてみると、そのハムスターは一目散に集めて自分の巣箱へ運びました。

そのご掃除の時に全て捨ててしまいましたが、その際にいつまでも探している様子でしたので、また与えてみるとやはり一目散に集めます。

そこで、その日からそのハムスターにだけ牧草の床材と巣材用のコットンを入れて上げる事にしました。

するといそいそと巣作りを始めてとても暖かそうな部屋を作ってしまいました。

その時に使用していた牧草はマルカン社の「牧草物語（２ｋｇ・1300円）」でしたが、お値段が少々張るので月に一袋程度のみ与えていました。

牧草は暖をとるだけではなく、齧っていたようでしたし、ハムスターなりに様々な楽しみ方があるのかもしれません。

また、いままで飼育してきたハムスターの内でこのハムスターのみが気に入ったという事は、好き嫌いがしっかりと分かれる事と思いますので、使用する際は量が少なくて安価な物を使用するようにしましょう。