カテゴリー別アーカイブ: ハムスターの繁殖方法

ハムスターの赤ちゃんの成長と親離れの時期

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里子に出す時期

ハムスターの子供は10日もすれば自分でエサを食べるようになり、二週間ほどで目が開いて各々動き始めます。

この頃になれば人間にも慣れて来て、飼い主が通れば全員で外を眺めると言った一番可愛い時期になります。

そして母親もこの頃になれば警戒心もある程度解けているので素手で触っても平気になります。しかしだからと言って触り過ぎては子供のストレスになりますので気を付けて下さい。

また、初めて見る、聞くものばかりの世界に来た子供のハムスターは何の考えもなしにいきなり手の上から飛び降りたりしますので持つ時は下にクッションなどを置き、床からあまり高くない所で持つようにして下さい。

20日を過ぎれば一匹でも十分生きていけるようになり、回し車で遊んだり、エサをたくさん食べたりと活発になります。

繁殖させて誰かに譲るという事を予定しているならこの頃にしましょう。一番可愛らしく病気もしない元気な時なので貰い手は嬉しいでしょう。

また、このくらいになると、一緒に生まれた兄弟たちともケンカを始めるようになります。最初の内はまだ力も弱くじゃれ合っているだけですが、徐々に力を付けると怪我にも繋がりますので、ケージを分ける必要がでてきますので、全てのハムスターを飼育するのでなければ早めに貰い手を見つけておく必要があります。

そして、この20日を目処に母親がこの世話をしなくなり、ハムスターの親と子供は「親子」ではなく「他人(他ハム?)」という認識になってしまい、一緒のケージに入れておくとケンカをしてしまいます。

しかし当然親の方が強いので子供に大きな怪我をさせてしまう可能性がありますので、母親が子供の世話をしなくなったら母親だけでもケージを分けてください。

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ハムスターの共食いを防ぐ

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ハムスターが共食いするなんて想像できないかもしれません。

しかし、ハムスターの繁殖・出産をする際に気を付けなければいけない事として「親が子供を食べてしまわない様にする」と言う事があります。

ハムスター同士が共食い、しかも親が子を?そんなばかなと思ってしまうかもしれません。

しかし、ハムスターの共食いは自然界では普通にあり得る事なのです。

ハムスターが共食いをするのは空腹だからという訳ではありません。人間と同じくハムスターも妊娠期間を経てようやく出産をした頃には気が立っています。

そんなときにストレスを与えてしまえばハムスターの気持ちのはけ口として子供に当たってしまうのです。それは始めのうちは少し威嚇したり蹴ったりするだけかもしれません。

しかし、それが積み重なって行けば噛みついたりと云った攻撃に変わります。身体の小さく柔らかいハムスターの子供は当然少しの攻撃でも死に至ります。そうなれば助けて上げる事はできません。

また、一説ではハムスターが子供を食べるのは外敵から子供を守る為だとも言われていますが、飼い主からしてみたらショックである事には変わりありません。

その為、私がハムスターの繁殖をさせる際は出来るだけ手を出さないようにしています。

出産直前になれば巣穴に引きこもるようになりますのでそれをサインとして水やエサを普段よりも多めに与えてからケージのある部屋を閉め切ってしまい、二日はその部屋を開けない様にしています。

三日目の夜にハムスターを刺激しない赤いフィルムを貼ったライトで遠くから観察しハムスターの無事を確認し、そして四日ほど経って初めて近くで眺めます。この時も触ったりすれば人間の匂いが付いてしまうので触る事はせず大体の数の確認程度にしておきます。

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