ハムスターの病気には人間の病気と同じような病名や症状があります。
最もポピュラーなものは風邪で、ハムスターの風邪も人間と同じく体温が高くなり、下痢をして鼻水も出るようになります。
室温が低過ぎたり、適正な床材を使用していなかったりするとその症状があらわれたりしますが、中にはウイルスがハムスターの体内に入り込んで発症する例もあります。
風邪が悪化してしまうとこれも人間と同じく肺炎になってしまい、呼吸が整わなくなったりするなど目に見えて不調になります。
しかし、ハムスターの場合は風邪をひかずにいきなり肺炎の症状が出たりします。
そんな場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。
肺炎になってしまう原因としては、風邪と同じく、気温の著しい低下や湿度の多い場所で発生したカビや細菌によって肺炎になってしまいます。
また、年齢を重ねたハムスターには心不全の危険性もあります。
心不全は発症しても人間の目からはかなり分かりにくく、気付けば既に末期症状になっているという状態になっている事が多いようです。
前兆として呼吸が上手くできていなかったり、食欲不振、運動量の低下などが見られケージの中でも一日中動く事をしなくなったり、エサや好物を置いても食べなかったりなどというものがあります。
これらの症状は一見すると老化現象にも見えてしまい、心不全かどうかはとてもわかりにくいのですが、病気の前兆かもしれませんので注意して見るようにしましょう。
人間が発症したとしてもとても身体に負担をかけて時には命の危険性が見えてしまう病気ばかりで、それをハムスターが発症してしまうとより確実に命を落とすという事を肝に銘じておきましょう。