ハムスターのかかりやすい口腔の病気

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げっ歯類であるハムスターは一生歯が伸び続けて行く動物で、それによってハムスターならではの病気を発症したりします。

あまり見る事のない歯や口内の病気も毎日のハムスターの様子でそれを知ることができます。

まずげっ歯類の代表的な病気と言えば「不正咬合」と言われる病気です。

こうやって聞くとなんだか難しい病気の様に思えてしまいますが、わかりやすく言うならば歯が曲がってしまったり、どちらか片方だけが伸びてしまったり、もしくはどれか一本だけが欠けたりしてしまうと噛み合わせが悪くなってしまいます。

人間であればそんなに大した事のないように思えてしまう病気ですが、歯を資本とする動物であるハムスターがこの病気にかかってしまうと、食事を思ったようにする事が出来ずに餓死してしまうケースも多くあるので侮ってはいけません。

原因としてはケージの金網を噛んだり、散歩中に壁などの固い物に噛みついて曲げてしまったりなど様々ですが、ハムスターの成長で歯が削れる前に伸び続けてしまう、と言うこともあり得ます。

大抵はケージの中に齧り木や固いタイプのフードを与えておけばおる程度の伸びすぎ防止になりますが、それでも追い付かない場合は病院で削ってもらいましょう。

なお、飼い主が自分で歯を削るという行為は絶対にしてはいけません。

ハムスターの口内の病気でもう一つ知っておいてもらいたいのが、ほお袋が収納しきれずに口から出てしまう症状です。

これはゴールデンハムスターに多く見られる症状ですが、始めて目にする人は本当に驚いてしまいます。

ほお袋が口の外へと出てしまった場合は湿らした麺棒で押し込む事も可能ですが、初心者の方は無暗に押し込もうとするとハムスターを傷付けてしまう恐れがあるので、湿らせたガーゼで抑えて病院へ連れて行きましょう。

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