人間と同じくハムスターもその症状によって病院の対応が変わります。
例えば、ジャンガリアンハムスターがある日いきなり目を充血させていた場合は病院で点眼薬を打ってもらい、その後自宅で差す様に処方してもらいます。
その時に目薬の差し方をあれやこれやと教えてもらったのですが、それを実践するには難しく、なかなか難航しました。
獣医の方に教わったのは、首の後ろを持って仰向けにさせてそれから手早く差すと言ったものでしたが、やはり最後の「手早く」がどうにも上手くいきません。
ハムスターの身体を無意味に濡らしてしまったりと失敗を続け、エサで釣って見たりもしましたが、上手くはいきませんでした。
ハムスターの目は人間と違って突出していますので、なかなかうまくおさまってくれないのも要因としてあります。
ハムスターの性格によってはすんなりと差させてくれる場合もありますが、やはり慣れない人には一人が固定してもう一人が差す、と云ったスタイルが良いと思われます。
次に、ゴールデンハムスターに脚の付け根あたりに丸い少々柔らかい腫瘍が出来たとき、比較的身体の大きいハムスターなので「手術をしようか?」と聞かれました。
しかし、大きいとはいえ小動物です。手術に掛るリスクはとても大きいはずです。そのため、投薬治療でのみにしました。月に一回病院で注射を打ってもらい、一日おきに薬を飲ませます。
薬を飲ませるのはおやつに混ぜるので簡単でしたが、しばらくすると同じおやつを食べなくなるので毎回違ったおやつを与えなければいけないと言うところが難点でした。
ハムスターは実際に対応してくれ難い動物です。
しかし、動物病院と銘打っている以上はハムスターを見てくれるはずなので、見殺しにしないでまずは連絡だけでもしてみましょう。